特別な加工

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ホーニング(horning)加工とは砥石の取り付けられて円柱状の主軸を、加工対象の内径に一定面を接触させて往復・回転の複合運動をすることで磨き上げる加工方法です。特に内径の円形精度と面の粗さの向上が可能で、シンプルな加工工程であるため一般的に量産品の品質向上に取り入れられています。 ホーニング加工の研磨工程では加工面に精細な網状の筋が生成されます。この網状の窪みは滑り移動を行う金属面積を減らす効果があり摩擦等のエネルギー効率の低下を防ぎ、摩擦熱の発生を抑制します。また、軸と軸受部のような相対的にこすれながら滑りあう部分におけるホーニング加工製品は網目状部分が潤滑油を保持して低摩擦を実現する効果もあります。こうした利点から環境への負荷低減が可能なため今後も活用が期待されています。

ホーニング加工をする時には砥石と加工対象の間の潤滑作用や熱変形の防止、また砥粒片や切削粉等を洗い流すことを目的として研削液を使用します。一般的に研削液はホーニング油と呼ばれていて、灯油や軽油に潤滑性能の向上のために極圧剤や油脂が混ぜられています。加工対象の材質に応じて適切な配合割合があり、不適切な使用は砥石の損耗が激しくなったり、強度が落ちますのでホーニング加工を行う前に加工対象の材質の確認は必須事項です。 ホーニング油はその原料のために腐敗する可能性があり、時には悪臭が発生します。悪臭は加工現場の作業環境を悪化させるだけではなく現場周辺地域における公害となる場合がありますので、腐敗防止の適切な対応をとる必要があります。